見込み客はどのような情報を探し求めているのか?
その手がかりとなるのは、見込み客が検索で打ち込むキーワードにあります。これらのキーワードをテーマにした記事をオウンドメディアで発信して見込み客に刺さることで、成果へとつながっていきます。
キーワード探しの流れは、大きくは以下の4ステップを踏みます。
- メインキーワードをピックアップ
- 関連するサブキーワードを探し出す
- 抽出したキーワードを精査する
- キーワードの具体的なニーズを調べる
1.メインキーワードをピックアップ
基本的には自社の製品やサービスにまつわるキーワードを挙げていくことになるが、それ以外にも同じ意味で別の言葉でもある類義語もピックアップしていきます。
類義語探しで有効なのが、「Weblio」
普段当たり前のように使用している言葉も、一般的には類義語の方が良く使われているというケースも多々あります。そういったワードをできるだけ漏らさず捉えていくことが重要です。
実際の現場で出たキーワードもピックアップ
- 実際の顧客や問い合わせ相談から出てきたキーワード
- 専門的なキーワード
実際の現場で使われたキーワードは、特に見込み客が探しうる有効なキーワードになりうる可能性を秘めています。
2.関連するサブキーワードを探し出す
サブキーワードとは、メインキーワードに対してそれの「何」なのかを具体的にしたキーワードです。検索ユーザーが課題を持って検索するキーワードは、このサブキーワードを合わせた複合キーワードでワンセットになることがほとんどです。
サブキーワード探しには、「サジェスト検索」を使うことがオススメです。
サジェスト検索
サジェスト検索とはGoogleの検索補助機能の一つで、 メインキーワードをもとに実際にユーザーが検索に使用したサブキーワードを抽出してくれます。
サジェストワードをリストアップするのに便利なのが、「goodkeyword」というWebページです。
goodkeyword – Google/Bing/Yahoo関連キーワードツール
メインキーワードで検索をかけると、検索で使用されたサブキーワードを一挙に抽出してくれます。ここで抽出したキーワードをメインキーワードごとにエクセルにシートを分けて貼り付けていきます。
3.抽出したキーワードを精査する
リストアップしたキーワードが全て有効とは限りません。見込み客が検索しうるキーワードとは程遠いキーワードも含まれているはずです。 ここで、キーワードの一つ一つが有効かどうかの振り分け精査を行っていきます。
具体的には以下の三つの基準で振り分けます。
- [A]顧客につながる見込みのあるキーワード
- [B]顧客にはつながりにくいが関連性のあるキーワード
- [C]関連性の低いキーワード
[A]顧客につながる見込みのあるキーワード
[A]は、すぐに顧客に直結する可能性がある場合と時間が必要と思われる場合があるため、戦略的にどう扱うかの協議が必要ですが、最も見込み客となりうる可能性を秘めているキーワード群として取り扱います。
[B]顧客にはつながりにくいが関連性のあるキーワード
[B]は、見込み度は低めだが事業内容に関連しているのであれば保管しておくべき参考キーワード群となります。内容によっては、今まで考えもしなかった新しい顧客ニーズを発見する糸口にもなるかもしれませんので、後に検証を行います。ものによっては、さらなるキーワード抽出のヒントになることも考えられます。
[C]関連性の低いキーワード
[C]は、戦略上の関連性が全く無いと判断されるのであれば除外対象として取り扱います。
例えば、商圏と外れた地域キーワードや競合他社の製品名などが含まれたキーワードは直接的な有効キーワードとは言えません。ただし、たとえ競合他社の名前が入っていたとしても、それがユーザーのニーズとして捉えられるのであれば、一概に除外対象にしてしまうのも考え物です。本当に関連性が全くない場合だけ、このランクに含めるべきです。
4.キーワードの具体的なニーズを調べる
検索キーワードのニーズを知るというのは、「どれだけ検索をされているのか」のボリューム指標を検証する工程です。 多く検索されているキーワードほど、ニーズが高くよりアクセスにつながる可能性は高くなります。一方で、そういったキーワードは競合度も高くなる傾向にあるので、ニーズと競合度を総合的に見て判断する必要があります。
Googleアドワーズのキーワードプランナーを活用することで、明確な数値ではありませんが、ある程度のキーワードの月間検索ボリュームと競合度を知ることができます。
検索母数の少ないキーワードも無視してはいけない
キーワードプランナーに出て来るキーワードボリュームは、ある程度検索されていることが前提となるため、検索数の少ないキーワードはボリューム数値が出ないことの方が多いです。そのような場合でも、キーワードはニーズが無いと判断して除外するべきではありません。見込み客がより具体的に解決方法を求めて検索しているような明確なニーズが含まれたキーワードは、検索数は少なくとも、成果に結びつく可能性があるため、逆に有効なキーワードの一つとして取り扱います。
以上がキーワード探しの流れです。
ここまでの工程を進めると、かなりのキーワードが探し出せたと思いますし、キーワードから発信すべき情報のテーマもかなり見えて来るのではないでしょうか。
情報を発信してキーワードの有効性を検証する
有効なキーワードを見つけた後でも、まだ重要な工程があります。それはキーワード自体の「検証」です。実際にキーワードを元に発信した情報がどれだけのアクセスを集めることができたのか。または見込み客へと結びついたのか。
これらは、情報を発信して直ぐに分析できるものでは無く、ある程度の期間情報を発信し続け、数値を取れた段階でその成果の度合いを検証することができるようになります。ここで検証した結果、有効なアクセスをもたらしているキーワードこそが、ユーザーが求めている情報であり、発信すべき情報のテーマとなってくるのです。
キーワードの検証方法については、また改めて別の記事でご紹介します。
ゼロワンアースのWith Webでは、こういったキーワード探しからその効果検証のノウハウをまで、オウンドメディア運用のサポートをいたします。
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